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本研究プログラムにおける中心研究者(山海嘉之)が『サイバニクス』技術を駆使した最先端人支援技術研究を推進する上で必要な研究テーマをそれぞれの分野の先生に加わっていただき、推進しています。

生理・行動・運動データの活用を可能とする情報管理システムの研究開発

辻村 真一

最先端サイバニクス研究拠点 研究員(専門:サイバニクス)

研究目的

本研究では,人の生理・行動・運動データを,健康増進支援,安全生活支援,機能改善治療・機能再生治療へ結びつけるために,各種計測システム,ロボット動作支援機器などから取得したデータを管理する情報システムの研究開発を行う.
我々の研究グループで開発が進められている次の3つのシステムを対象とした情報管理システムを構築する.

1. バイタルセンシングシステム

在宅健康管理のために生理データを無侵襲で計測するシステムである.当該システムが取得する生理データを活用するために,データ閲覧・分析,動脈硬化スクリーニング,運動日誌,健康専門家による個別指導などを実現する機能(図1を参照)の実装を行っている.

2. 浴室内異常検知システム

浴室内で発生する事故を検出するシステムである.当該システムからのアラートデータを活用するために,データ閲覧・分析,家族や消防署へのメールによるアラート通知などを実現する機能(図2を参照)の実装を行っている

3. ロボットスーツHAL

身体に装着することで,機能改善治療・機能再生治療を行う人支援ロボットである.当該システムとその関連システムが取得する計測データを活用するために,HAL関連データの閲覧・分析,モーションキャプチャーデータの閲覧・分析,臨床試験データの閲覧・分析などを実現する機能(図3を参照)の実装を行っている.


本研究で開発している情報管理システムは,上述の各種機能を有し利用者のユーザーインタフェースとなるWebアプリケーションと,共通の情報基幹システムから構成される.Webアプリケーションは,HTML5,JavaScript,PHP,Javaで開発されている.HTML5,JavaScriptを用いることで,ユーザビリティを向上させると共に,データのグラフ描画等の処理をクライアントサイドで行えるため,サーバサイドのシステム負荷軽減にも寄与する.基幹情報システムは,将来的な収集・蓄積データの増大と多様化を考慮し,データセンターでの運用を前提として,システム管理コストの低減やシステムのスケールアウトを容易に可能とする仮想化技術を用いたシステム構成となっている.
生活住居環境に配置した計測システムや,ロボットスーツのような装着型インタフェースの使用により人の生理・行動・運動データの取得が可能である.本研究で開発している情報管理システムを用いることでそれらのデータの共有が促進され,地域医療福祉機関との連携が容易となり,日々の健康状態,生活状態,治療状態の管理が可能な社会の実現に寄与するものと考える.

図1 VSSデータ分析画面

図2 BADSデータ分析画面

図3  HALデータ分析画面

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